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大腿骨頚部骨折

大腿部頚部骨折とは

大腿骨頚部骨折とは、骨盤と関節を構成する大腿骨の股関節付近の骨折です。この部位(大腿骨頚部)は骨粗鬆症の影響を受けやすく、高齢者では転倒などの外力によって骨折する可能性が高まります。稀に歩行や起立動作の際に、患部に捻転力や屈曲力が加わり、発生することもあります。

原因

骨の変性と転倒

大腿骨頚部は加齢や骨粗鬆症など、骨密度の低下を生じた状態で転倒してしまうと骨折する可能性が高く、高齢者でとても多い外傷です。骨折をきっかけとしてその後寝たきりになってしまう方も多く、女性に多いとも報告されています。

骨の変性に伴い、日常生活でも骨折を発症する可能性もあります。

症状

  • 転倒後に起立不能
  • 股関節付け根の痛み・腫れ・血腫
  • 足が上がらない
  • 歩行困難・荷重時痛
  • 骨折による発熱

治療法

大腿骨頸部骨折を発症すると、日常生活において著しい質の低下を認める可能性があるため、基本的には手術適応になり、年齢や普段の活動度・重症度などを考慮して術法は選択されます。

高齢者では骨折、手術後に長期臥床の状況になると、急速な速度で筋力が低下しますので術後のリハビリがとても重要です。日常生活動作に必要な筋力強化・柔軟性向上などを目標に、骨折前の動き・歩行能力などを取り戻す身体づくりを目指していきます。また、自宅療養でのセルフケアも重要です。

手術療法
  • 骨接合術
  • 人口骨頭置換術
保存療法・リハビリテーション

  • 下肢スポーツマッサージ
  • 股関節モビライゼーション・マニュピレーション
  • アスレティックリハビリテーション
  • 鍼灸治療
  • 干渉波・ハイボルテージ
  • EMS
  • 温熱療法
  • 超音波治療
  • テーピング
  • コレクティブエクササイズ

治療実績

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